定期受診の意義
たとえ毎食後、丁寧に歯磨きをする人でも数か月もすると、どこかしら(特に歯と歯の間)に歯石が出来る事がほとんどです(私自身もそうです)。歯石からは持続的にLPS(リポ多糖)という毒素が放出されます。この状態を放置すると体は歯石が付いている歯を外敵とみなし、免疫反応によって歯周組織(歯を支えている骨や歯肉)はその歯から逃げて距離をおこうとします。その結果として骨が溶けて歯ぐきが下がり、やがては歯が揺れて咬めなくなり、抜歯するしかなくなるのです。
いくら頑張っても歯石は歯ブラシでは取れません。ひとつだけ対処法が有ります。定期的に歯科医院で歯周ポケット内や周囲の歯石を取る事です。入れ歯とは無縁、生涯自分の歯で食べられたら、私はかなり「生活の質」が上がると思うのですが、どう思われますか?
ご賛同いただける方は是非、たとえ症状が無くとも定期的な歯科医院の受診をしてみてください。
きっと将来、「続けて良かった」としみじみ思う日が来ると思いますよ。
当院では、ご希望の患者さんに「定期受診のお知らせ」のお葉書をお送りしています。ご希望の方はお気軽におっしゃってください。